伯母さんに会ってきました
2011年01月26日
またまたご無沙汰です!
先日、神戸の伯母さんに会ってきました。
阪神電車で魚崎の駅に降りて歩いて五分・・・
伯母さんの入所している施設にたどり着きました。
伯母さんは数年前から認知症を患っています。
呼び鈴を押すと施設のスタッフの方が鍵を開けてくれました。
伯母さんの名前を言って姪だと告げると伯母さんを呼んでくれました。
笑顔で迎えてくれる伯母さん・・・でも私のことは忘れてしまってます。
母が長いこと話をしたら思い出してくれるというので、
伯母さんの部屋にお邪魔してゆっくり話しをしました。
「伯母さん、私のお母さんのことはわかるよね?」と母の名前を言うと、
「わかる」と言い、近所に住む別の伯母の名前を言うとまたわかると言います。
でもその子どもである私のことはすっかり忘れているのです。
私は色々思い出話をしました。
「伯母さんは料理が上手でよくカレーやハンバーグ作ってくれたね」
「昔は三宮や六甲山に連れて行ってくれたんよ」
「伯母さんは絵もうまくて干支の絵を色紙に描いてくれた」
何を話しても「わからん・・・」と困ったような笑顔で言うだけ。。
でも、子どもの頃撮った写真や、最近描いた花の絵を見せてくれました。
「伯母さん、体調は大丈夫?」と私が聞くと、
「身体はどうもないけど、ここがさっぱり・・・」と自分の頭を指差します。
「うんうん、またゆっくり思い出したらいいから」と言いました。
そのうち伯母さんは私に「今日はありがとうございました」と頭を下げます。
たぶん、姪だとはわからないけど誰かが尋ねてくれたけど、
あまり引き止めてはいけないと思ったのでしょう。
そういわれたら長居もできず、30分くらいで帰ることにしました。
お土産のポエムは伯母さん渡すと一日で全部食べてしまうと
施設の人に言われて、その人に皆さんで分けてくださいと渡しました。
帰ろうとする私に伯母さんは何度も「ありがとう」と言って、
玄関で靴を履いているとそばまで来て「ありがとう」と言います。
「また来るね」と言うと嬉しそうに「ありがとう」とまた言いました。
父親かたの老人、祖母や大叔母や曾祖母は九十代で亡くなる前まで
頭がしっかりしていたので、まだ82歳の伯母の症状は悲しかったです。
でも、伯母さんはきれいな施設で近所に住む家族もよく訪ねてくれて、
過去の嫌なことも全て忘れて、毎日好きな絵を描いて、
昔の写真を眺めて暮らしてある意味幸せなのかもしれません。。
私は伯母さんが自分を含めいろんなことを忘れてしまったという状態を悲しむより、
伯母さんにお世話になった感謝を忘れずに、またお見舞いに行ったり、
伯母さんが私にしてくれたことを、私はまた別の人にしてあげたらいいかなと思います。
後に継ぐ人が思いをちゃんと受け継いだら、
先人がいろんなことを忘れてしまうということは
さほど重要じゃないのかもしれません。。
人間はそういうふうに出来ているのかもしれません。。
写真は伯母さんに会いに行く日の朝に撮った大阪城です。

先日、神戸の伯母さんに会ってきました。
阪神電車で魚崎の駅に降りて歩いて五分・・・
伯母さんの入所している施設にたどり着きました。
伯母さんは数年前から認知症を患っています。
呼び鈴を押すと施設のスタッフの方が鍵を開けてくれました。
伯母さんの名前を言って姪だと告げると伯母さんを呼んでくれました。
笑顔で迎えてくれる伯母さん・・・でも私のことは忘れてしまってます。
母が長いこと話をしたら思い出してくれるというので、
伯母さんの部屋にお邪魔してゆっくり話しをしました。
「伯母さん、私のお母さんのことはわかるよね?」と母の名前を言うと、
「わかる」と言い、近所に住む別の伯母の名前を言うとまたわかると言います。
でもその子どもである私のことはすっかり忘れているのです。
私は色々思い出話をしました。
「伯母さんは料理が上手でよくカレーやハンバーグ作ってくれたね」
「昔は三宮や六甲山に連れて行ってくれたんよ」
「伯母さんは絵もうまくて干支の絵を色紙に描いてくれた」
何を話しても「わからん・・・」と困ったような笑顔で言うだけ。。
でも、子どもの頃撮った写真や、最近描いた花の絵を見せてくれました。
「伯母さん、体調は大丈夫?」と私が聞くと、
「身体はどうもないけど、ここがさっぱり・・・」と自分の頭を指差します。
「うんうん、またゆっくり思い出したらいいから」と言いました。
そのうち伯母さんは私に「今日はありがとうございました」と頭を下げます。
たぶん、姪だとはわからないけど誰かが尋ねてくれたけど、
あまり引き止めてはいけないと思ったのでしょう。
そういわれたら長居もできず、30分くらいで帰ることにしました。
お土産のポエムは伯母さん渡すと一日で全部食べてしまうと
施設の人に言われて、その人に皆さんで分けてくださいと渡しました。
帰ろうとする私に伯母さんは何度も「ありがとう」と言って、
玄関で靴を履いているとそばまで来て「ありがとう」と言います。
「また来るね」と言うと嬉しそうに「ありがとう」とまた言いました。
父親かたの老人、祖母や大叔母や曾祖母は九十代で亡くなる前まで
頭がしっかりしていたので、まだ82歳の伯母の症状は悲しかったです。
でも、伯母さんはきれいな施設で近所に住む家族もよく訪ねてくれて、
過去の嫌なことも全て忘れて、毎日好きな絵を描いて、
昔の写真を眺めて暮らしてある意味幸せなのかもしれません。。
私は伯母さんが自分を含めいろんなことを忘れてしまったという状態を悲しむより、
伯母さんにお世話になった感謝を忘れずに、またお見舞いに行ったり、
伯母さんが私にしてくれたことを、私はまた別の人にしてあげたらいいかなと思います。
後に継ぐ人が思いをちゃんと受け継いだら、
先人がいろんなことを忘れてしまうということは
さほど重要じゃないのかもしれません。。
人間はそういうふうに出来ているのかもしれません。。
写真は伯母さんに会いに行く日の朝に撮った大阪城です。
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Posted by 阿宇羅 at 20:41
│日常
この記事へのコメント
お久しぶりです(^◇^)┛
この日記読んで自分のばーちゃん思い出しました。孫の私がいて話してて二人してテレビ見ながらトロッとお昼寝してたら起きたら私が誰かわからなくなったみたいで「失礼やけど○○の妹さんやったかのぅ?」と言い出して「あなたの孫ですけどー!ばーちゃん頼むわっ!」と言ったら照れ笑いして、そっかそっか誰かと思った、いつまでこの人おるんかなと誰かわからんようになったと言って笑いあったことがありました(笑)
ちょっと認知症入ってたから
でも絵が描ける楽しみがあっていいですね!
人は忘れても何か楽しみがあるといいなと思いました。
この日記読んで自分のばーちゃん思い出しました。孫の私がいて話してて二人してテレビ見ながらトロッとお昼寝してたら起きたら私が誰かわからなくなったみたいで「失礼やけど○○の妹さんやったかのぅ?」と言い出して「あなたの孫ですけどー!ばーちゃん頼むわっ!」と言ったら照れ笑いして、そっかそっか誰かと思った、いつまでこの人おるんかなと誰かわからんようになったと言って笑いあったことがありました(笑)
ちょっと認知症入ってたから
でも絵が描ける楽しみがあっていいですね!
人は忘れても何か楽しみがあるといいなと思いました。
Posted by amaルル at 2011年01月30日 07:24
amaルル♪さん、お久しぶりです~
わ~かわいいおばあちゃんですね!(^^)
認知症になっても気を遣うとかお人柄が出てますね♪
うちの伯母さんも気い遣いの人だったのでお礼ばかり言ってました。
そうですね、忘れるというのは年老いた人間の機能かもしれません。
絵を描ける幸せ、ご飯を食べれる幸せを味わっているならいいと思いました。
わ~かわいいおばあちゃんですね!(^^)
認知症になっても気を遣うとかお人柄が出てますね♪
うちの伯母さんも気い遣いの人だったのでお礼ばかり言ってました。
そうですね、忘れるというのは年老いた人間の機能かもしれません。
絵を描ける幸せ、ご飯を食べれる幸せを味わっているならいいと思いました。
Posted by 阿宇羅
at 2011年01月31日 22:50
